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ここにいくつかのありがちなトラブル例を紹介します。 生育条件・管理のポイントさえつかんでおけば、ほとんどは予防・回復できますのであわてずに対応するようにして下さい。

●  霜柱で芝生が浮き上がった
霜柱1 霜柱2
秋冬の芝張り後、霜柱でこのように芝生が浮き上がったようになることがあります。 芝生自体が浮き上がってしまったように見えますが、実際は目土などの表面の土だけが持ち上げられています。 枯れてしまうのではと心配になるかもしれませんがほとんど影響はないと思います。 表面部はこのように厳しい寒さに晒されますが、根や地下茎は土の中で春が来るのをじっと待っています。

●  芝張り後2〜3週間立つが所々枯れている
芝張り後1 芝張り後2
掲示板でも問い合わせが多かったトラブル例の一つです。上の写真は例として、元々状態があまり良くない芝生を春に張って2〜3週間たったものです。 苗として束ねてある芝生は、そのままの状態で時間が立つと中が蒸れたりして多少品質が劣化してしまいます。 劣化してしまうと張ってもそのまま枯れてしまう部分がどうしても出てきてしまいます。 しかし面積の8割ぐらいちゃんと根付いていればあまり神経質にならず、基本管理をしながら時間をかけてゆっくりランナーが伸びるのを待ちましょう。 ただし早く仕上げたいと言うことなら、やはり枯れた部分を新鮮な芝生に張り直す必要があります。

● 芝生を刈ったら軸刈りになった
軸刈り1 軸刈り2
生育期の芝生は定期的に何回も刈り込まないと伸びすぎてしまいます。 このような場合、一度に通常の高さまで刈り込むと、葉がなくなって茎ばかりになり軸刈りとなって緑を失います。 こうなると速効性肥料を施して芝生の回復を待つしかありませんが、それでもだめな場合はもはや張替えしかありません。 しかも一度伸びた茎は低くできないのでそれ以降、高めの刈りこみで管理していくしかありません。 また伸ばしすぎてしまったときは1度軽く高めに刈り込み、次に刈るときから徐々に低く刈るようにして下さい。

●  日陰でもないのに芝生の一部が枯れている

水分不足、目土不足など様々な原因が考えられますが定期的にちゃんと芝生の管理をしていればすぐ芝が張ってくると思います。 それでだめなら病害虫などの疑いがあるので殺菌剤、殺虫剤で対応します。 また犬や猫などのペットが糞をした部分も肥料やけで黄色く枯れたような状態になります。

●  芝生が生育期に黄色っぽく色が悪い
おそらく肥料不足によるもので速効性肥料を施すとしだいに緑がよみがえってきます。

●  除草剤の薬害で黄色っぽく色が悪い
アージランやMCPPなどの茎葉処理剤は高温時に使用すると薬害が出やすいですが、 定期的な管理をしていれば日本芝ならしばらくすると回復してきます。 しかし西洋芝は被害が大きくヘタをすると除草剤を散布した大部分が枯れてしまいます。 回復するとしても時間がかかるので西洋芝の場合は要注意です。 茎葉処理剤は全体に雑草がある場合以外はできるだけ雑草部分だけに散布しましょう。


日本芝を中心とした暖地型芝生は西洋芝に比べ病害に強く、雑草や害虫被害と比べ出現頻度は少ないと思います。 また病害で全体的に枯れるようなことはそうそうありません。 しかし生育条件が悪かったり、管理ミス、害虫被害など悪い条件が重なると芝生は次第に弱まり枯れてしまいます。 そうならないために、良い環境をつくり芝生管理をきちんとしておくことが予防につながります。 そうして管理していても日照時間が短い部分や水はけの悪い部分などがある場合、どうしても病害が発生しやすくなります。 これは病害菌が高温多湿を好むため初夏から秋にかけて活発に活動するからです。 発生してしまった病害に対しては殺菌剤を使用して元となる菌を予防、殺菌します。

【主な病害の種類】
病害名 発生時期 特 徴 適用殺菌剤例
  さび病   5月〜7月
  9月〜10月
多湿や日照不足が原因で葉にオレンジ色の鉄さびのような粉が斑点状につきます。 ひどくなると葉の全体に色が広がっていきます。
イオウフロアブル
クリーングラス水和剤
グラステン水和剤
  擬似葉腐病
  (春はげ病)
  4月〜6月
病害名のとおり春の新芽が出る季節になっても部分的に新芽が出てきません。 ひどくなると冬枯れ部分が大きく新芽が出る数が少なくなります。
グラステン水和剤
ロブラールフロアブル
  擬似葉腐病
  (象の足跡)
  5月〜7月
  9月〜11月
芝刈りがしにくい葉が高めの場所に出来やすく茶褐色で円形状の斑点ができます。 ひどくなると斑点の数が増え広がっていきます。
クリーングラス水和剤
ロブラールフロアブル
  葉腐病
  (ラージパッチ)
  4月〜7月
  9月〜10月
多湿が原因で水はけが悪い場所で発病しやすくなり一部がパッチ状に茶褐色で枯れたような状態になります。 ひどくなるとだんだん大きく広がっていきます。 クリーングラス水和剤
グラステン水和剤
ロブラールフロアブル
  葉枯病
  (犬の足跡)
  5月〜10月 梅雨などの時期に水はけが悪い場所で発病しやすくなり黒褐色の円形の小斑点ができます。 ひどくなると小斑点が固まり不定形になって広がっていきます。 カシマン液剤
ロブラールフロアブル


もぐら1 もぐら2
このようにモグラが芝生に出て、土を盛り上げて被害をもたらす場合があります。 穴を開けた部分だけ芝生に隙間をあけられますが芝生自体には深刻な影響はありません。 ただ、やはり見た目が悪く元通りにする手間がかかります。しかしモグラが出るのは悪いことばかりではありません。 モグラが食べるのは主にミミズや昆虫の幼虫ですのでモグラがいるということは、 作物や植物を育てるのに適したよい土壌ということになります。
もぐら撃退法をいくつか紹介しますがコストのかからない物の効果は微妙な感じです。 どうしてもと言うなら、やはり捕獲機で捕まえて強制引越してもらうのが確実かも・・・。

【振 動】
昔から行われている一番コストが安く済む方法です。 小型の風車などを取り付けその振動によりモグラを近づけない方法です。 また最近では音波でモグラ退治をする機械もあります。

【忌避剤】
あまり聞きなれない言葉ですがモグラを退治する薬のことです。 モグラの通り道に薬剤を散布しておくことで引越しをしてもらいます。

【捕獲機】
エサでおびき寄せたり、習性を利用したり、いろんな方法で捕獲します。 また捕獲と同時に殺してしまう機械もあります。


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