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1.芝生を張る時期

芝生を張る時期としては、やはり春が一番適しています。 春に植え付けると、秋まで約6〜7ヶ月生育期が続き、芝生の状態も 目に見えて分かるので、根付いてきれいに仕上がるまで管理しやすくなります。
しかし、春以外の時期でも芝生を張れないことはありません。 地域や気候にもよりますが、冬でもほとんど雪の降らない太平洋側や西日本では 季節を問わず芝張りできます。 ただ夏場は強い日差しによる乾燥、冬場は風による寒さと乾燥など気温や水分の 状況に注意して、管理する必要があります。
また秋以降に芝張りをする場合、完全に根付いていない状態で冬を迎えても 根や茎は休眠しているだけなので、春になればちゃんと新芽を出してくれます。

●芝張りの時期は、その後の管理がしやすい春が理想的です。
●春以外の時期でも季節に応じて気温や水分の量に注意すれば、芝張りは可能です。


2.整 地

芝生を張る前の準備として、まず石ころやゴミなどの障害物を拾い除草して整地をしておきます。 これは荒地にそのまま芝生を植えると、芝刈り時に芝刈機の刃が傷んだり、すぐに雑草が出てきたり して後で管理が大変になる為です。
砂利程度の小さな石はそのままでも構いせんが、大きな石などの障害物はできるだけ取り除いておきましょう。 雑草については、基本的に手除草や草刈機で処理しますが、雑草が多い場合や スギナやクローバーなどの地下茎がある雑草がある場合などは、除草剤を使用した方が楽に処理できます。 またお庭の周りに雑草があると雑草の種が芝生に入りやすくなるので、 できれば周囲の雑草も整地時に処理しておいた方がいいでしょう。

●きれいな芝生の庭をつくるため、できるだけ障害物は取り除いておきましょう。
●雑草はお庭部分だけではなく、周囲も処理しておくと雑草の発生を少なくできます。


3.土 壌

日本芝の根や茎は強く、少々硬い条件の悪い土壌でも何とか根を伸ばして 生育してくれますが、踏圧の影響や時間の経過ととも土壌がやせて芝生も弱ってきます。 ですので出来るだけ長くいい状態で維持する為にも、芝生を張る前に土の状態をしっかり確認しておきましょう。
基本的に芝生を含む多くの植物は、通気性、排水性のいいバランスの取れた団粒構造の 土壌を好みますので、まずは土を少し掘ってみて、砂質なのか粘土質なのかを確認します。 普通にスコップが入り土が固まらず、パラパラと崩れれば砂質で問題ありませんが、 土が固まったままでベタベタしていると粘土質ということになります。 粘土質土壌の場合は改良が必要になりますので、腐葉土やパーライトなどの土壌改良剤を下地に混ぜて改良します。 ただそれでも改善しない場合や強い粘土質土壌の場合は、コストはかかりますが業者に依頼して 表土の20〜30cmを黒土や真砂土などを庭土として入れ替える必要があります。 ただ砂質でも乾燥しすぎていてパサパサしている場合は、腐葉土やバーク堆肥などの 有機質で保水性と土壌環境を改良しましょう。

●芝生は通気性、排水性のいいバランスの取れた団粒構造の土壌を好みます。
●土壌が悪い場合は、腐葉土やパーライトなどの土壌改良剤を下地に混ぜて改良します。

【主な土壌改良資材】

土壌改良剤の種類

通気性

保水性

保肥性

特  徴

有機質
 腐葉土 広葉樹の落ち葉を発酵させたもので、少し葉の形が分かるぐらいの腐植がちょうど良いとされています。
 バーク堆肥 製材工場やチップ生産の際に生じる樹木の皮の部分(バーク)を発酵させたもので、 腐葉土と同じように土壌を改善する効果があります。
 ピートモス ミズゴケなどの植物が堆積し腐熟したもので、酸性のものは石灰で弱酸性〜中性にして使用します。
無機質
 パーライト 真珠岩を高温で焼成発泡させたもので、特に通気性を良くして土を軽くすることができます。
 バーミキュライト 蛭石を高温で膨張させたもので、非常に軽く通気性や保水性、保肥性を良くします。


4.排 水

水はけが悪く余計な水分が溜まったままになると、芝生が枯れたり病気になったりする 原因になりますので、芝生を張る前に排水についてはしっかり準備しておきましょう。
まず下地を造るときに、排水溝や雨水枡に向かって低くくなるよう少し傾斜をつけ、 表面の雨水がスムーズに流れ排水されるようにします。これを表面排水といいます。 ただ地形や環境条件などの影響で、表面排水をしてもまだ水はけが悪い場合は、 暗渠排水の検討が必要になってきます。 暗渠排水とは、地下に水路をつくってその水路から排水溝や雨水枡に向かって排水する方法で、 表面排水と同様、排水溝や雨水枡に向かって低くなるようにして排水します。 業者に依頼するかまたは、ホームセンターなどで資材を購入し自分でも設置できます。

●基本は、排水溝や雨水枡などに向かって下地を低くし、表面排水によって排水します。
●地形や環境条件により根本的な排水状況の改善が必要な場合は、暗渠排水という方法があります。


5.面 積

下地の準備ができたら、芝生を張る面積を測っておきます。 芝生はホームセンターなどで1束1u単位で販売されていますので、 大体の面積を測って、芝生の必要量を計算しておきます。。 ちなみに1坪は約3.3uになりますので、10坪のお庭だと約33uになります。
一般的な芝生の張り方は、ベタ張りと目地張りになりますが 芝生の張り方によって、芝生の必要数量が若干変わってきます。 ベタ張りの場合は、隙間なく張るので、面積と同じぐらいもしくは若干多めに見積り購入します。 一方目地張りの場合は、1〜3cmぐらいの目地をあけて張りますので、実際の面積より少なめに購入します。 またお庭に曲線など不規則な部分が多い場合は、芝生の苗を面積より5〜10%ほど多めに見積もります。

【面積1uあたりの芝生と目土の目安】

芝生の張り方

芝生の苗

目土の量

特  徴

 ベタ張り 1u 4L〜5L 仕上がりが早く、目地からの雑草が少ない。
 目地張り 0.8u〜0.9u 8L〜10L 芝生の生育にはいい張り方で、芝生代も少し節約できます。




ベタ張りは仕上がりが早く、目地張りは芝生代金を少し節約できるメリットがそれぞれありますが、 どちらでも構いませんので、芝張りの方法を決めて必要量を計算し購入しましょう。 ただ、きちんと数量計算をして芝張りをしても、実際は多少の誤差がでてしまいますが、 少し足りない場合は芝生が伸びて徐々に埋まりますので、多少は隙間が開いていても大丈夫です。

●面積を測ったあと芝生の張り方を決めて、芝生の苗や目土を購入する目安にしましょう。
●30u以下の小面積の場合は、仕上がりの早いベタ張りをおすすめします。



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