冬場に枯れてしまう暖地型芝生の上から冬場も緑を保つ寒地型芝生の種子をまき、1年中芝生を常緑にすることです。 しかし暖地型芝生と寒地型芝生両方の特性を活かし、季節ごとにバランスをとるにはそれなりの手間とコストがかかります。
そのベースとなる暖地型芝生は、基本的に日本芝よりも繁殖力の高いティフトン系芝生がよく用いられます。 日本芝で行うと西洋芝からの切替え時期が遅れ、また毎年オーバーシードをすると年々日本芝の繁殖力が弱まっていきます。 これに対しティフトン系芝生を使用することで早めの時期に西洋芝から切替えられ、 西洋芝が枯れた部分にも素早くランナーが伸びカバーしてくれます。 したがって自分の庭が日本芝でオーバーシードをする場合には数年後、日本芝が弱まってきたとき、 日本芝だけに戻すか、オーバーシードを前提にティフトン系芝生に植替えるか、 すべて西洋芝にするか考えておく必要があります。
オーバーシードに用いられる寒地型芝生にはベントグラス類、ブルーグラス類、フェスク類、ライグラス類、 など多種多様な品種があります。東日本、西日本で気候の違いと用途により使用する品種が変わってきます。 その中で、夏の暑さに弱く切り替えのしやすいペレニアルライグラスなどがオーバーシード用の品種としてよく利用されます。 また品種の特徴の違いを生かして数種類の種子を混ぜて使うのが一般的です。
ティフドワーフをベースの暖地型芝生として使用し、その上から寒地型芝生の ペレニアルライグラスを2種類まいています。 種まき約10日後でペレニアルライグラスが徐々に芽を出し伸びてきている状態です。 ティフドワーフの緑の葉と一緒に、密できれいなターフになっています。
だいたい9〜10月が種まきの適期です。まず種をまく前にベースとなる芝生を刈りこみ、刈った葉もきれいに掃除しておきます。 そのあとムラがでないように種をまき、日本芝のやり方同様上から目土を軽く覆う程度に入れ、鎮圧、水やりをします。 種まき後はなるべく中に入らないようにして乾燥しないようにこまめに水をやります、そうすると1〜2週間して芽が出てきます。 芽が出始めたらどうしても多少はムラが出てしまいますので、あらかじめ追いまき用の種子を少し残しておいて、後で薄い部分に 追いまきして均一になるようにします。
西洋芝の芽が出て最初は4〜5cmぐらいに高刈りし、徐々に2〜3cmぐらいまでに下げていきます。 後の施肥などの管理は基本的に暖地型芝生の管理と同じようにしますが西洋芝は病気に弱く、 使用できる除草剤もかなり制限されてきますので注意が必要です。
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